私は、小学生の頃から低体温でした。水泳の授業があると体温を事前に測ると思いますが、いつも35.7度くらいでしたが、その頃は時に体温が低いことにたいして何の疑問も感じませんでした。
むしろ、他の人より体温が低くて、「私の体温は、平均より低いんだ~」と、ちょっとした自慢のように話していたことが、今思うと、その時の自分に教えてあげたいです。
生まれつきアトピー性皮膚炎を煩っていたため、家の近くの温泉に通ったり、家の浴槽に温泉水を湧かして入っていたり、「アトピーに効く」と言われている温泉を知れば、母や祖母と一緒に行ける範囲の様々な温泉に行っていました。
ラドン吸入器ががん予防に効果を発揮することもそのころ知りました。その時から、体を温める習慣は根付いていましたが、高校生になり、部活動を本格的に始めるようになったころから、「アトピーの自分」をしっかり認識し始め、人と違うことが嫌になっていきました。それをきっかけに、少しでも見た目上の皮膚を良くしようとステロイド剤を使うようになり、その薬を社会人になるまでの約7年間使い続けました。
その7年間は、とにかく目の前のことに必死だったので、薬漬けの日々に何の疑問も感じませんでした。その頃は冷え症が酷くて、特に冬になって、一度冷えてしまった手足を再び暖かい血流を流せるようにするにはとても大変で、冷え症であることもある意味「個性」のように思っていました。
”温活”に目覚めたのは、「アトピーを、薬を使わずに治す」と決意したきっかけと共に始めた温活でした。自然療法でアトピーを治す治療を専門にしている施設の人から、体を温めることの大切さを教えてもらい、自分でもたくさんの本を読みました。
具体的に試した方法としては、以下の通りです。それぞれ、お金もかかるし、基礎体温を上げるには一夜漬けのように成功する訳ではないので、とても根気と本気で自分の体と向き合う覚悟がなければ出来なかった事だと思います。
・水素風呂(浴槽に水素が発生する装置を入れ、水素で充満したお風呂に1時間以上浸かる。)
・飲み物は常温で飲む。(夏でも、冷えた飲みのもは飲まないようにしました。冷たい飲み物を注文する時も、可能か限り氷無しで注文していました。)
・酵素風呂に通う(米ぬかが敷き詰められた砂風呂に入り、一時的に体を温め、その後の発汗作用によって代謝を促す。週に3~4回通っていました。)
・腹巻きをする(夏はつい薄着になってしまうこともありますが、なるべく体温を下げないように腹巻きをする。)
・常にブランケットや羽織れる服をカバンに入れておく(カフェやレストラン、仕事中のオフォスもかなり冷房が効いているので体がキンキンに冷えてしまうことがあったので、体温の低下を防ぐために肌寒くなったら必ず何か羽織るようにしていました。)
この他にも、断食や温熱療法などに通い、今では平熱が36.5~7度になり、かつてよりも基礎体温が約1度上がりました。今でも体を冷やさないことの取り組みを、続けられる範囲で意識して続けています。